尊王?攘夷  尊皇?攘夷

  おはようございます。

本日も朝6時25分スタートです
6:25~12:00、17:00~20:00です。

自主学習記録用紙は毎日記入しましょう。
毎日昨日より1歩進化できれば1.01
これが40日続くと 約1.5倍になります。
かなりのパワーアップです。
(1.01^40=1.48864)
継続は力だね~

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昨日、漢字を間違ってしまった生徒がいたのですが、
パソコンで漢字変換すると、二つの用語で出てきます。

「尊王攘夷」と「尊皇攘夷」

「王」と「皇」、
どちらの漢字を使ったら正しいのでしょう?

教科書では 「王」が使われています。
「のう」という音に引かれると
「皇」と書きたくなります。

どちらも正しいのか?

では、どうして「尊王」と「尊皇」の
二つの言葉があるのでしょうか?

実は、この二つの言葉は、
使われた時期(時代区分)が違うのです。

もともと、「そんのう」は「尊王」と書きました。
天皇を尊ぶという意味で、
幕末の志士たちの文献には
「尊王」という言葉がほぼ使われています。

しかし、
大正中期から昭和10年代にかけて
漢字が変わってきます。

なぜか?

国粋主義者が「尊皇」の使用を声高に主張したからです。

「王」は、中国古来の政治思想「易姓革命」を暗示します。
中国を蔑視する当時の風潮と
日本の優越性を強調しなければならない。

そんな理由で、「皇」が用いられるようになったのです。

こうして、「尊王」と「尊皇」という二つの言葉が出来てしまいました。

中学生のテストでは尊王と書いて下さいね。
高校生の日本史では 時代によって使い分けて下さい。

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