中学生の国語力・読解力を上げるためのヒント
国語の勉強、なかなか大変?
普段の学習量が少ないのも一因ですが、
スムーズに解くためのコツを知っておくのも大切です。
全体を読み込んだ後、すっとわかる場合は良いですが、
『ん?ん、ん?』となったとき、該当の段落ばかり繰り返し読むと
更に深みにはまってわからなくなったりします。
(問題文全体の中での把握が大事です)
微妙な選択肢問題で苦戦している皆さんへの
具体的なアドバイスです。
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選択肢を「本文の言葉で言い換える」
- 選択肢に出てくる言葉を、本文中の言葉で言い換えてみましょう。
- 例えば、選択肢に「困難」とあれば、本文中に「苦労」「壁」「試練」など、
同じような意味の言葉がないか探します。 - 言い換えがスムーズにできる選択肢は、正解の可能性が高いです。
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選択肢の「具体例」を考える
- 選択肢の内容を、具体的な例に置き換えて考えてみましょう。
- 例えば、選択肢に「心情の変化」とあれば、
「どんな出来事があって、どのように気持ちが変わったのか」を具体的にイメージしてみる。 - 具体例を考えることで、選択肢の内容がより深く理解でき、正解を選びやすくなるよ。
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「消去法」と「根拠探し」の組み合わせ
- 明らかに本文と矛盾する選択肢は、積極的に消去しましょう。
- 残った選択肢について、本文中に根拠となる記述がないか丁寧に探す。
- 根拠が見つからない選択肢は、消去することもOK。
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登場人物の「気持ちの変化」を意識
- 物語文では、登場人物の気持ちの変化を意識して読みましょう。
- どんな出来事があって、登場人物がどのように気持ちを変えていったのか、
時系列に整理してみよう。 - 登場人物の気持ちの変化を捉えることで、選択肢の正誤を判断しやすくなります。
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「接続詞」に着目
- 接続詞は、文と文、段落と段落の関係性を示す重要な手がかりです。
- 「しかし」「だから」「なぜなら」など、接続詞に注意して読むことで、
文章全体の論理的なつながりが理解できます。 - 接続詞が示す意味を意識することで、選択肢の正誤を判断しやすくなります。
普段の問題練習では
- 「要約」をしてみる
・段落ごとに要約を作る練習が有効。
- 文章全体の要約を作る練習も効果的です。
- 要約することで、文章全体の論理的なつながりが理解できます。
- 「音読」してみる
- 音読することで、文章のリズムや言葉の響きを感じることができます。
- 音読することで、登場人物の気持ちや場面の状況がイメージしやすくなります。
- 音読することで、読解力だけでなく、表現力も高めることができます。
- スムーズに読めない人は、きちんと読み取れてない可能性が大。
3.その他
- わからない言葉はすぐに辞書で調べましょう。
- 新聞やニュースなど、様々な文章に触れるようにしましょう。
日本人だから 国語はやらなくても点が取れる!なんて思っていたら大間違い
読解のためのスキルは絶対必要です。
英数ほどではないにしても、時間を確保して
練習問題にいそしんでほしいと思います。
