国語の読解力をつける
読書が好きな人が読解力があるかというと 必ずしもそうではありません。
本を読むのが好きだけど
数学や理科等の問題で読解力の不足から問題の解けない人が結構います。
これはたくさん本を読んだから読解力がつくわけではないことを証明しています。
読書は好きだけれど数学の文章題は苦手と言う子は 実は多く見受けられます。
それは、読書は細かく内容が把握できなくても
大まかの筋は、理解できるのですが、
数学の場合は1つの文章題の中にいくつもの難しい言葉があったり、
また、それそれの用語がきちんとイメージでき、
重要な内容ごとに区切って整理できないと、
日本語は読めても、何をしろと言われているのか理解できないということになってしまいます。
(大体こんな感じのような読み方では 問題が解けないのです)
例えば、事実について書かれている短文を正確に読む練習等をして、
安易な読み飛ばしや、勝手な読み違いをしない訓練が必要です。
例えば
誰もが誰かを嫌っている
と
誰もが誰かから嫌われている
は 同じ意味ではありませんが、
このような細かい違いに気がつける読解力が
算数、数学の文章題には必要とされます。
まさに、数学で最も必要とされる論理的思考力です
算数・数学の求める汎用的な国語読解力と
国語のテストも求める読解力に違いがあるのですね。
細部に注意を払う読み方が求められるのでそれに沿った練習が必要となります。
では読書はもういいかというとそうでもありません。
読書を通して多くの言葉を知ることもできますし、
当然実体験していなくても読書を通して想像の世界を広げ感受性は豊かになることができます。
そのような面から読書は非常に有効ではあります。
その知識の上に、読解力を養う訓練をしていきたいですね
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