日々の徒然

猿蟹合戦 君たちもたいてい蟹なんですよ(芥川)

青空文庫 芥川龍之介 猿蟹合戦

こんな風刺のきいたお話を作っていたんですね。
そして最後のセリフが ちょっと怖かったなぁ( ;∀;)

 

猿蟹合戦の後日談として、ストーリーが進みますが、
仕返しで猿を殺した蟹は、 裁判で死刑に
仕返しを手伝った 臼、蜂、卵(何故か栗ではないのです)は無期懲役。

 

どうも猿がイメージされているのは、為政者や権力サイドの人間
ちょっと前にはやった、上級国民かもしれません。
そして 蟹は 一般庶民を指しているのでしょうか。

猿の悪意を証明できなければ、
蟹は世論を味方につけることもできません。

証拠を残さず悪事をする猿の狡猾さ
ひどいなぁ

蟹がかわそう==と思ったら、
それは君たちだよと 最後に指摘される不気味さ。

さるかに 権威主義 大衆操作 個別学習 算数が得意

大正時代に書かれた小説ですが、
現代にも通じる 大衆を洗脳支配する体制は相変わらず続いている気がします。

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