日々の徒然

汗血千里の駒 坂本龍馬伝 作られた英雄か?

坂本竜馬伝

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”龍馬伝”

12年ほど前でしょうか 以前に大河ドラマで“龍馬伝”というのがありました。

福山雅治さん主演で、毎週楽しく見させていただいていました。

 

このドラマの原作は、てっきり 司馬遼太郎 の “龍馬がゆく”だと思っていました。

(18歳の時、これを読んで歴史小説にはまりました)

しかしひょんなことからそれが違うことに気がつきました。

 

明治時代のベストセラー ”汗血千里の駒(かんけつせんりのこま)“だということを知りました。

司馬遼太郎の“竜馬がゆく”はこの “汗血千里の駒” を元にして作られた長編小説だったのです。

 

明治16年新聞に掲載され大評判を生んだ この龍馬の話、

(坂崎紫瀾が1883年、高知の新聞に連載した小説)

この時代によくこれだけの情報をかき集めてかけたものだなと感心します。

もっとも龍馬を英雄視するために作られたものであり事実とは色々と異なっているようです。

 

でもあの時代に坂本龍馬が日本人の幕末の英雄として祭り上げられ、現代に続いているのです。

 

テレビ番組で 尊敬する歴史上の偉人は?

と聞かれたときの根強い人気があるのが坂本龍馬です。

幕末に限ればナンバーワンでしょう。

 

小説の力はすごいなと思います。

ひとりの個人を英雄に作り上げてしまうのですから。

まあ、土佐藩の方が書いたので自藩の英雄である坂本龍馬をかなり持ち上げた話だということが確認できます。

 

 

今回はその“汗血千里の駒” の現代語訳として出されている”坂本竜馬伝“を読みました。

 

軽快な文章であっという間に読み終えられます。

 

現代になっていろいろな史実が分かってくると、

浪人となって竜馬の活動を支えた資金は

どうも長崎にいたグラバーの様ですね。

グラバー邸の2階には隠し部屋がることも今は判明しています。

 

竜馬は、近江屋で暗殺され、犯人は不明のまま ですが、

不思議な点があります。

同時に襲われた中岡慎太郎は2日ほど生き延び、看病されています。

彼の口から犯人につながる情報が出ているはずでしょうが、闇に葬られました。

彼を英雄に仕立て上げることにもこれは役立っているようですが、不思議な事件ですね。

 

しかし、薩長同盟、海援隊、船中八策 と彼の偉業はかすみません。やっぱ英雄だなぁ

 

今はその続きの

千里駒後日談 を読んでます
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